【意外と知らない!】チョコレートの正しい保存方法と味を落とさない工夫とは?

「チョコレートって、冷蔵庫に入れておけばOKでしょ?」

実はそれ、間違った保存方法かもしれません。
チョコレートは繊細なお菓子。保存環境によっては、味や香りが落ちたり、白く変色してしまうことも…。

今回は、チョコの美味しさをキープするための【正しい保存方法】と【やってはいけないポイント】を、ご紹介します。
ぜひ参考にしてチョコを美味しく召し上がってください!

◆冷蔵保存はブルーム現象の原因にも

「ブルーム現象」とは、チョコレートの表面が白く粉をふいたようになる現象のことで、次の2つの原因があります。

✔ ファットブルーム(脂肪分の変化)

高温や温度変化でカカオバターが溶けて再結晶し、表面に白く浮き出る。

✔ シュガーブルーム(砂糖の結晶化)

冷蔵庫に入れて取り出すと、温度差で結露が発生し、チョコ表面の砂糖が溶けて再結晶。白くザラザラに。

どちらも 食べることはできますが、見た目が悪くなり、風味や口どけも落ちるので、なるべく避けたいところです。

◆ チョコにとって理想の保存条件とは?

A. 食べすぎなければむしろ健康にも良いと言われています。
チョコレートを長くおいしく保つためには、次のポイントを押さえましょう。

・温度:15~20℃前後
・湿度:50~60%以下
・直射日光・高温多湿を避ける
・匂い移りしやすい場所はNG(冷蔵庫・キッチンの近くなど)

◆ チョコは「冷暗所での保存」が基本!

夏場や室温が高くなる時期は、冷蔵庫に入れるのもOKですが、直接ではなく「ひと工夫」することが大切です。
どうしても室温が高くなる場合は、以下の方法で冷蔵庫保存ができます。手間を加えることでブルームを防ぐことができます。

・チョコレートを密閉容器やジップ付き袋に入れる
・できれば乾燥剤を一緒に入れる
・野菜室など温度変化が少ない場所に置く
・食べる前は常温に30分〜1時間ほど置いてから開封する

これらを使えば、湿気やニオイ移りを防ぎながら美味しさをキープできます。

◆ やってはいけない保存方法

・冷蔵庫にそのまま入れる(湿気と匂いが大敵)
・冷凍庫保存(カカオバターが完全に分離する恐れあり)
・直射日光が当たる場所(車内、窓辺など)
・湿気の多いキッチンの棚(炊飯器や電子レンジの近く)

プレゼント用にチョコを買ったのに、いざ渡すときに白くなっていたら…ちょっと残念ですよね。
とくに手作りや高級チョコレートは、温度と湿度の管理が大切です。

ぜひ、保存方法にも気を付けて美味しいチョコレートを召し上がってください♪